この記事の目次
受験が不安で泣くのは今まで頑張ってきた証拠
●受験に対する不安な気持ちは自信に変える
受験は、今までコツコツと頑張ってきた勉強の成果を発揮する場です。
希望する学校へ入学したいという目標を掲げ、長い時間をかけて受験勉強に励んできた人は多いでしょう。
受験者のほぼ全員が”合格”の2文字を勝ち取るために受験に臨みます。
でも、勉強時間が多ければ希望校に合格するとは限りません。
勉強したつもりなのになぜか点数が伸びないとか苦手科目が克服できないと言った経験を持つ人も多いのでは。
すべてが決まる受験日を前に、そのような不安な気持ちから泣いてしまうこともあるでしょう。
そんな自分の涙に、「自分は弱い人間なんだ」などとマイナスの気持ちを持つ必要はまったくありませんよ。
なぜなら、その涙は、今までの努力の証だから。
受験勉強という物をまったくせずに適当に受験に臨む人がもしいたとしたら、受験を前に緊張や不安を感じることはまったくと言ってよいほどないでしょう。
受験が上手くいくだろうか、自分の実力は希望校の実力に合っているのだろうかと言った不安な気持ちは、裏を返せばそれだけ勉強をして準備をしてきたということです。
頑張ってきた時間は決して無駄な時間ではありません。
確実に、自分の力となって備わっているはずです。
堂々と自信を持って、受験日まで過ごしましょう。
受験を不安に感じて泣くのはおかしなことではない
●泣いてメンタルを整える
受験に臨むのは、自分ひとりではありません。
同じ学校を受験する生徒は、自分の他にもたくさんいて、それぞれが受験勉強を頑張っていると思うと、自分の勉強法は合っているのかなど、不安な気持ちになり目の前の勉強に集中できないという人もいるのではないでしょうか。
私が好きなアーティストは、ステージでは素晴らしい歌を披露し、その姿からは緊張の様子などはまったく感じられませんが、舞台裏ではステージの前は毎回涙を流すくらい極度に緊張しているそうです。
素人からしてみれば、歌が上手いのだから緊張する必要がないのではと思ってしまいますが、本人にとってはやり直しがきかないステージだからこそ、言いようがない緊張や不安感に心が支配されるのでしょう。
でも、”泣く”ことでそんな気持ちを跳ね除け、本番のステージでは圧倒的な歌唱を聞かせてくれるのです。
だから、不安で泣く行為は少しもおかしなことではなく、むしろ目の前の本番に対する集中を高めることにもなります。
泣くほど頑張ったんだと受験の不安をプラスに変えましょう
●マイナスな気持ちをプラスに変えて
受験勉強には、模試で自分がどのくらいの実力かを大体知ることが出来ますが、どれだけ勉強すれば確実に合格するという明確な指標がありません。
自分が納得するまで繰り返し勉強して、勉強の基礎や応用力を身に付けることで、着実に力を付ける方法しかありません。
受験が不安で泣くという行為は、言い換えればそれだけ勉強を頑張ってきたということです。
自分の頑張りを認め、思う存分泣いた後はその不安な気持ちを「これだけ頑張ってきたんだから大丈夫!」という自信に変えましょう。
受験には、勉強はもちろん大切ですが、メンタル面も受験に影響します。
自信を持てないまま受験を受けるより、自信を持って強い気持ちで受験に臨むことで実力を発揮しやすくなります。
自分の不安な気持ちと向き合ってみましょう
●漠然とした不安な気持ちを文字にして整理する
受験が不安という受験生は、かなり多いのではないかと想像します。
というのは、ほとんどの生徒が自分の実力と同等や少し上の学校を受験することが多いからです。
自分が持つ実力より低い学校を受験するなら気持ち的にも余裕がありますが、自分の実力に見合った学校を受験するのは、一歩間違えば希望校に入れないかもしれない(浪人してしまうかもしれない)ということもあり得るからです。
でも、そんな気持ちは、受験するほとんどの人が持っています。
受験を前にして漠然とした不安感に襲われる場合は、自分の気持ちをじっくり向き合ってみることがおすすめです。
なぜこんなに不安な気持ちになるのかを、文字に書き起こしてみることで、気持ちの整理が付きやすいですよ。
できるだけ、簡潔に箇条書きにしてみるとより分かりやすいでしょう。
合格点を取るために必要なことをやるだけです
●自分と人を比べることは受験にはプラスにはならない
受験勉強を自分なりに一生懸命していても、理解が進まなかったり、何度も同じような問題でつまづくということもあるでしょう。
受験では、希望校に”合格”することが最大で最終の目標です。
自分ひとりで行う受験勉強は、時に孤独で不安な気持ちになることもありますが、合格するために必要なことは、とても単純で、”希望校の合格点基準に達する”ということです。
受験では、同じ希望校を受験するライバルもたくさんいるでしょう。
でも、ライバルがどれだけ勉強を頑張っているのかをもし知ったとしても、自分が合格を勝ち取るためにはプラスにはなりませんよね。
大切なのは、自分自身の頑張りだけです。
人と自分を比較するのは止めて、目の前の受験勉強を頑張り、合格点を取ることに集中しましょう。
あなたの頑張りは決して無駄ではなく、将来に向けての大きな力になるはずです。