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絵の構図がフリーなら、自分なりの格好良いポーズを描こう
芸術とは感性を大切にしているだけに、キッチリした決まりが無いのも特徴といえますよね。
そんな芸術作品でもある「絵」ですが、様々な視点から様々なタッチで画家は存在しています。勿論こちらも決まりは無いため、自由に作成されているわけですが、初めて絵を書く、授業で絵を描く、という人はどこの部分をどのように描き始めるのが適しているのか迷ってしまいますよね。
今回は、そんな絵の描き方について詳しくお伝えしていきたいと思います。
●構図がフリー
構図とは、絵や写真などの全体の構成の事を言います。
ですので、初心者が最も苦手とするのは構図がフリーな事です。
画家であれば、想いのままに自由に描く感性を大切に…というところが、それぞれの画家の特徴でもありますが、初心者はそうはいきません。
技術も経験も乏しいため、指定された物を描く以外はイメージが湧かないのも初心者の特徴でもあります。
そこで活用してもらいたいのが「デッサン集やポーズ集」などが掲載されているサイトです。
デッサンを画像検索してみるのもポイントです。
他の人がどのように描いているのか、どういう構図を描いているのか見るだけでヒントをもらえる事でしょう。
絵の構図がフリー場合、人物以外もしっかり描こう
では、絵の構図がフリーの場合どのような点に注意するべきか、どのように描くのが理想的なのかお伝えしていきたいと思います。
●それぞれの対比を大切に。
例えば風景を描いたとします。
そんな時それぞれの対比をしっかり考えて描いてますか?
この対比はとっても大切で、何気ない部屋の空間を描いた時にドアと部屋の対比が合っていないと違和感が出てしまう絵に出来上がってしまいます。
人物像も一緒です。
動物と人物を一緒に描いた時に、子猫を抱っこしているのに人間程大きい子猫を描いてしまうと虎やチーターを抱っこしているのか?と勘違いしてしまいます。
絵の構図で困ったら、フリーな幾何学模様を取り入れよう
かと言って、絵の構図を指定されないのは初心者にはとっても難しい題材です。
自分でどのような構図を得意としているのかも把握していると書き始めがスムーズに行くと思いますが、描いてみないとわからないですよね。
まして、絵画は自分が好きな絵と描くことを得意としている絵が必ずしも一致するとは限りません。
そこで、どのような構図を選ぶべきか悩んでいる人にオススメな構図があります。
それは「幾何学模様」です。
●幾何学模様とは?
図形などの円、直線など図形を主とし、拡大や縮小するといった配列を組み合わせた模様の事を言います。
風景画や人物像を描く構図と違って、規則正しく形どってあるのが特徴的な構図になります。
この幾何学模様がなぜ、初心者や構図に迷っている人にオススメかと言うと、何よりもデッサンしやすいという点が1番なのではないでしょうか?
目で見たもの、写真などを模写すると言うことは、立体的な構図を自分で頭で考えなくてはいけないため上記でお伝えしました物体と物体との距離感が難しいのが特徴的に言えるでしょう。
それに対して幾何学模様は、不規則な形状をしている一方でそれぞれの形に規則性があり枠を作成できる手軽さがオススメな理由としてあげられているのです。
絵の構図で困ったら、物をさまざまな角度から見てみよう
構図フリーの場合、幾何学模様の他にもオススメなのが、あらゆる物を違う角度から見てみるという方法です。
確かに幾何学模様はある程度の規則性を持っているため描きやすいというメリットはありますが、個性を活かしきれない面でなかなか作品に取り組む姿勢に持ち込めなくなるデメリットもあります。人間だれしも平坦なことをしていると飽きてしまいますよね?
原理的にはその「飽きてしまう」と一緒です。
そこで、登場する発想が「違う角度から物を眺めてみる」という事です。
例えば、風景画を題材にするのであれば有名な橋のスポットがあるとします。
その橋に立ってる状態で橋を描こうとするのと、橋から降りて橋の下から橋全体を描くのでは構図として全く違うものが出来上がる事になるのです。
わたしの個人的感想といえば、自分が橋の上にいる状態で描こうとすると「橋を書いてるんだな…」という作品にはなりますが、橋の下から橋全体を描くという事は橋は勿論入りますが、周りの四季折々の風景も遠くまで構図として入れることができるので、より橋を含めた情景を伝えることができるのではないかと思います。
このように、少し違う角度で物を観察してみると、素晴らしい構図のアイデアがひらめくかもしれません。
絵の構図は真似することから学ぶ事もアリですよ
構図フリーでは、他にも上手に描くポイントがあります。
「真似る」という事です。
ここで難しいのは、あくまでも「自己流」の絵を描くという事です。
全てに置いて他の画家の絵を真似てしまうとそれは「盗作」です。
盗作となると、作品展に出展できないことは勿論の事、ネットに気軽に画像をのせることさえ違反になります。
ただし、あらゆるタッチを見本にして自己流に変化させることで、新しいあなただけの作品を造ることは可能です。
有名な絵画を世に出している画家は何百枚も絵を描いている人がほとんどです。
そのため、お手本として構図に持ち込むことはアリなのではないでしょうか?
ですので、様々な展示会やネットでもあらゆる絵画を見ることはできますので、勉強のために「目を肥やす」ということを取り入れてみて下さい。
ここまで、「構図フリー」の課題に困っている人向けでの紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか?
芸術は自由です。
悩みすぎてばかりいるより、近所を散策してみたり日常と違うことを取り入れてみるだけでも、素敵なアイデアがひらめくかもしれませんよ。
是非、世界に1つしかない自己流の作品を描いてみて下さいね。